身体には、ラインと云うものが描かれています。
ラインは、季節の変化に呼応して
エネルギー分散の鬱滞に伴い、その系統の筋道を生むのです。
さて、この方のラインは何処にその道筋を描いて
いるでしょうか、、、?
ここ(下図)にラインが生まれています。
この初春の上肢の痞えが現われているのです。
さて、どこに、どのように描かれているでしょうか、、。
~画像によって、何故
痞えた部分、エネルギーの不全が読み取れるのか、、
これは何とも、答えようがありませんが
実に大まかに、しかし的確に道筋が浮かび上がっている
のです。
このオレンジのラインが、上肢の痞えたラインです。
第5指(小指)の根元付近から手首、
肘にひとつポイントがあり、肩の三角筋前部に
落ちて、肩甲骨周辺に回りながら
胸椎8番辺りに入っています。
これには裏のラインがあり、腕の内側に回りながら
鎖骨窩、そして胸骨の3、4枚目の溝辺りに入って
います。
この裏のラインとは何かと云うと、表のオレンジのラインの
ポイントやラインそのものを決定づけている「鈍り」の
鬱滞し、奥に隠れている原因のラインであると云えます。
これらは呼吸器の疲労が上肢(腕)に痞えており、
最終的に胸椎7,8番に入ることから、胸骨の片側縮み等を
引き起こしているものだと考えられます。
この鬱滞域が、やがて春本番の気の上昇に伴って
頸部から頭部への流れを阻害する要因となっていくのです。
右半身の薄紫のラインは、今はまったく隠れて身体に
ストックされたままで、動いていない鬱滞ラインです。
しかし、この人の季節の変化である体勢の転移に常に
影響を及ぼしているであろう起因たる帯域といえます。
ここに触れても、ゆすぶっても、そのままでは全く何の反応も
示さない処で、ここを揺り動かし変化をつけるには
いくつかの迷路のような道筋と手順と機会を観つけなければ
なりません、、、。