2016年2月9日火曜日

愉気の通り道 ~肩と足首の連動から観る






 下の動画は、HPや季読み帖の「肩から足首~2016初春」の記事
 と、同じ肩の「処」を使った足首への連動を図る愉気を行なっている
 様子です。

 足首の観察者はまず、足首の可動性を観察しています。
 足首の鬱滞点を押さえてから、操者が肩から連動を観つつ
 愉気をします。

             画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにてご覧ください。 
 
  この時、動画をよく見ていると
 肩からの愉気が通り気の密度が亢まるごとに、気のラインが足首方向に
 伸びていき、足首に繋がる感じが何となく「見え」ます。
 
 「見え」ると云うのは、主観的な表現で
 人によっては異なる感じ方をしますが、つまりは感覚で
 掴めるのです。
 
 
          
                  オレンジのラインが愉気の通り道
 
 またよく観ると肩から手の先の方向へもラインが伸びているのが
 感じられます。
 しばらくして感応が進むと、ひざ裏と手首付近に
 自然集注と呼ばれる自然に感応によって生まれた
 集注点がほやほやと温気を上げ始めているのも感じられます。
 
 このような感覚的なものは多少の実践的な経験と修練を
 積まなければ得られませんが、「何となく」感じるという
 素直で自然な感覚的な集注があれば、誰でも感覚できるものと
 言えます。
 
 
 愉気と云うものの基本は「感応」にあります。
 「感応」の前段階である「気応」での同調や共鳴が
 気の密度の亢まりに応じて、やがて相手との全体的な
 気の感応、饗応状態となるのです。
 
 相手の身体の感じを自分の身体でモニタリングもしますし
 体表情にラインを感じ、観てとることも出来るようになるのです。